今日は『移動する人はうまくいく』(著者:長倉顕太)を読んだ感想を述べようと思う。
著者はもともと編集者として働いていた経験からか、活字が苦手な私でも非常に読みやすい本だった。これまで何冊かビジネス系の本を読んできたが、間違いなくダントツで読みやすく、影響があった本。一番影響を受けた本と言っても過言ではない。以下で内容や自分が感じたことを以下で述べていく。
著者の言いたいことはタイトルに尽きる。最終的な目的は行動を変えるということにあるのだが、積極的に行動する人はうまくいくというタイトルではこれほどの読者を惹きつけることはできなかったであろう。積極的に行動したほうがいいことは誰もが分かっている。目的とかはどうでもよくて、とりあえず移動しようと訴えてくれることで、この本はフットワークを軽くしてくれる。著者によると人は移動することで「才能」「能力」が開花するという。才能が開花とまではいかないかもしれないが、大学入学、社会人生活スタートを機に一人暮らしを始めた方もいると思う。そういった人たちは今まではほとんど親に任せっきりだった家事を自分で行うようになってサバイバル能力が目覚めたのではないだろうか。環境を変えたということだが、これも根本に移動がある。これまで、環境を変えようというのは聞くことはあったが、移動しようとは聞いたことはなかった。ハードルがかなり低くなったように感じないだろうか。「引っ越しすらできない者は、人生が変わらない」(86ページ)とあるが、確かにそうだと思った。もっと生活を良くしたい、嫌な仕事を週五日も行う生活から抜け出したい、自分を変えたいと思っている人が、何かと理由をつけて引っ越しすらできないようだったら、まあそれは今の状態から劇的に変わることができるわけはないなと。その他にもフットワークを軽くするための方法がいくつ書かれているが、それは本書でご確認いただきたい。目的とかはなんでもいいから、とにかく移動しようと。やっぱ家に引きこもってスマホばかり見ている人よりは移動しまくっている人の方が魅力的だよね。
ただ、この本が私にとても受けたのは私が大学生というのが間違いなく大きい。というのも何にも縛られていないからだ。社会人になると仕事や家族というものに縛られ、引っ越しなどの移動を簡単にはできなくなる。著者は38歳まで普通の会社員をしており、そこから仕事を退職し、ハワイに移住した。借金をしてまで。「お金がないから引っ越せません」という言い訳は通用しないという(その辺りの戦略は第三章で)。一定数の人は、ん?と感じるだろう。自分もその一人だった。いくらなんでもそれはちょっと言い過ぎなんじゃない。そう考えてしまう所が自分はその程度の人間だと感じた。やはり自分みたいな人は常に何かと理由をつけて結局何もしない、ああ言えばこう言う、そんな人がうまくいくと思うか自問自答してみた。世の中で成功者と呼ばれている人が、もし自分と同じ立場に立った時、でも~とかやっぱり~だからとか言うのか。言うわけがない。それでもいちゃもんをつけてくる人はきっといると思う。その人は別に無理に引っ越しをする必要はないし、現状維持か他の方法を見つければいいだけ。
ここ最近というか、自分の人生で最もインパクトの大きかった本と言っても過言ではない。ちょっとでもいいから自分を変えたいという人に強くお勧めする。
目的はどうでもいいからとにかく移動しまくりましょう!
自分はこの本をきっかけに大学3年間でアメリカ、シンガポール、韓国に行きました。海外に行くハードルや何かを始めるときの心理的なハードルはめちゃくちゃ低くなりました。
また、フットワークがあまりに軽くなり過ぎたせいか、大学4年生から1年間ミュンヘン工科大学での交換留学を決めました。就活はドイツからオンラインで行おうと考えています(まだ特に深くは考えておりません….最悪卒業2年遅れるかも)
母親にはめちゃくちゃ反対され、お金は出したくないと言われました。(そんなことしてないで早く就職してほしかったみたいです。)でも、長倉さんは「親は100%間違っている」という本も出していらっしゃるので(笑)
自分も場所にとらわれない生活をしてみたな~
いつかこの著者にも会ってみたい。そんなことを思わせてくれる本でした!
最後までお読みいただきありがとうございました!
デザインとかブログについて右も左も分からない状態での記念すべき初投稿でした!(なにかアドバイスや気になるところがあれば教えてください!)

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